とある何人の一言 – ミスターMの大気圏突入 –

ようこそ『とある何人の一言』へ。笑いの観点から社会を正す謎の男、ミスターMが私の個人的な価値観を拠り所に、刺して刺して刺しまくります。

男は度胸!なんでもためしてみるのさ

      2014/10/08

誰からも尊敬される人格者

温厚で真面目な頑張り屋

公私ともにお世話になっている大先輩

そんなYさんは私より2つ上の29歳のジェントルマンなんですけど決して派手さはないものの仲間内ではみんなから愛され信頼されている人気者で、3年〜B組〜ッ!金玉先生〜!とかどーかしてる下ネタを思いついては絶叫してる私とは正反対のポジションです。

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デリカシーに欠ける私と気品溢れるYさん、傍若無人な私と気配りのできるYさん、犬の死骸みたいな腐敗臭のする私と爽やかな香り漂うYさん、まさに水と油のような、巨人ファンと阪神ファンのようなあらゆる面で正反対の我々2人ですが、一つだけ共通点があるのです。お互いに女性との熱愛発覚とか恋の噂とかの浮いた話が全く無いんですね。

何でも無難にそつなくこなす育ちの良さそうな優等生なんて私に言わせれば絶対に仲良くなれないランキングで堂々の優勝を達成、優勝商品として不幸の手紙1年分を贈ってさしあげたい気持ちになるのですが、せくすに無縁なロンリーライフを営んでいるというだけで何だか心も身体も許してしまいそうになります。

この間も知人のSと昼食を摂りながら話しているうちにYさんについての話題になったのですが、この知人SもYさんにはある程度のリスペクト的な気持ちを述べる一方でこんなことも言ってきました。「Yさんって偉いよな〜。でも女の気配が全然しないなんて絶対にマトモじゃないよな?おかしいよな?ミスターMはどう思う?」いや、同じく女の気配が全然しない私に対してそんなことを言い放つオマエの方がマトモじゃない。Yさんの話題の中でさりげなく私の心を砕いていくオマエの方がおかしい。とか思ったんですけど、確かに爽やかで理知的かつ優しい笑顔のYさんですから決してモテないことはないはずです。ルックスだってケミストリーの白い方みたいな王子様っぽい風貌で女性の一人や二人どころか国家レベルで我が物にしてそうな特権階級に見えそうなもんですがですが、我々の知る限り現在どころか過去においても彼女がいたなんて話は聞いたことがありません。

いやね、Sも喉元まで出てかかっていたと思うんですよ。私と同じ結論が。ていうか我々二人に限らず皆が薄々気付いていたはずなんです。だってもしYさんのように優等生で人気者かつ貴族だったら私に限らず大抵の人が並み居るメスどもの尻を追いかけて千人斬りとシャレ込むに決まってますから。千人斬りとは言わないまでも少しお尻を触ったりとか、お尻を齧ったりとか、お尻をじっと見たりとか、お尻のことを考えたりとかお尻にまつわるエトセトラをするに決まってます。しかしYさんはそういった素振りすら見せないのです。女のケツに興味を示さないわけですよ。それについてこのSは自分では核心を突かず「どう思う?」と振ることで私に言わせようとしているわけです。

言えるわけないじゃない!

あのYさんがホモだなんて言えるわけないじゃない!

目の前に女性のお尻がぶらさがっていようとも全く無関心のYさんですけど、男のケツがぶらさがっているとなるともしかしたら…みたいなYさんホモ説は思っていても絶対に口にしてはならないタブーなんです。事の真偽は別として優しくて真面目なYさんをして「王様は裸だ!(Yさんはホモだ!)」と言う勇気と覚悟は誰も持ちえないのです。Yさんの性的嗜好はノンケには絶対不可侵のアンタッチャブルな領域ですが、しかし我々の真実への飽くなき探求心はとどまるところを知りません。

私「Yさんのことは置いといて、そういや最近レイザーラモンってあんま見なくなったな」

S「ああ、あのハードゲイね」

私「今になってハードゲイの話なんかしてるのって俺たちだけだよな」

S「そうだよな、俺たちは正に今ハードゲイの話をしてたもんな」

お互いに顔を見合わせニヤリと笑みを浮かべる我々二人、「Yさんはホモ」という禁句は敢えて避け、危険な轍を踏まずしてアイコンタクトのみで互いの意思を確かめ合います。「やっぱオマエも気になってたんだな」「オマエこそ同じこと考えてたわけか」神格化されたYさんに疑いをかける我々は言うなれば異端の存在です。しかし歴史に見る魔女狩りや隠れ切支丹のように激しい弾圧の憂き目に遭おうとも真実に誠実たらんとする我々は強大なタブーの壁に風穴を開け、本当の答えを紡ぎ出さなければならないのです。この瞬間にYさんがホモか否かの謎に挑む壮絶な闘いの火蓋が切って落とされました。

S「そうと決まれば俺、確かめてくる。ミスターMはココで待っていてくれ」

私「ば、馬鹿な!たった一人で行って無事で済むと思っているのか!」

S「俺にもしものことがあったら…後のことは頼む」

私「むざむざ死にに行くつもりか!S!待て!Sゥゥ〜!」

それ以上は何も告げず私に背を向けて去っていったSが最後にこちらを振り返ったときのその表情は穏やかな笑顔でした。逆光ではっきりと見てとることはできませんでしたが確かに私にはそう見えたのです。再び前へ向きなおるとその先には疑惑のヴェールに包まれたYさんがいます。ゆっくりと、そして確実にYさんへと歩を進め、遂にはYさんの背後に回り肩をポンと叩きます。

S「毎日マジメに頑張ってますね。タマには一緒にエロい店にでも行きませんか?」

Yさん「ああ、ごめん俺、そーゆーの好きじゃないんだ」

血相を変えてバタバタとこちらに戻ってきたSは「ホモやぁ〜!ありゃバリバリのガチホモやぁ〜!」と狼狽した顔つきで私にすがってきました。風俗が嫌いだったら即ガチホモってのも如何なものかと思うんですが「仕事に精を出すけど風俗で精を出さないなんてホモに違いない〜」とか微妙にウマイこと言うもんで恐怖に震えるSを宥めてから第二陣として私が戦地へ赴くことになりました。

S「無茶だミスターM!相手は普通の人間じゃないんだぞ!」

私「たとえ相手が何であろうと全力を尽くすのが俺のやり方さ」

S「やめろ!奴に手を出すな!ミスターM!ミスターMゥゥ〜!」

私には勝算がありました。ホモかどうかを確実に突き止めるにはこれしか方法はありません。この作戦ならばYさんの疑惑の全てが明らかになるのです。先程のSと同じようにYさんの斜め45度の後ろにつき奇襲攻撃を繰り出します。

私「オツです。ところでYさん、AKB48の中で誰が一番萌えますか?」

Yさん「う〜ん、ちょっとその趣味は理解できないなぁ〜」

ああああああああああ!AKB48の魅力がわからないなんて!男なら誰もが萌えるに決まっているあのAKB48に興味がないなんて!自然の摂理を無視した神に抗う物言いじゃ〜!こりゃ寸分違わぬガチホモじゃ〜!と半狂乱になりながらSに泣きついた私でしたが「AKB48に萌えないから即ガチホモだよな」と言うと何だかSの顔がひきつってたような気がします。やはりケミストリーの白い方に似ているだけのことはあり、おにゃのこユニットAKB48より男二人のユニットが性にあってるぜと言わんばかりです。

この後「風俗がダメならガチホモ」「いいや、AKB48に萌えないほうがガチホモ」と戦場を変えての新たなバトルに発展したのですが、結局Yさんがホモであることをハッキリと示す証拠を掴み取ることはできませんでした。微妙ではあるものの疑惑はほぼ確実だろうということでこりゃホボホモ、ガチホモではなくホボホモ、言いにくいけど仕方ないね!みたいなトコに落ち着いたしだいです。

さて、そんなホモを検証する一大スペクタクルのことなどとっくに忘れた数日後のこと、Yさんから私の元にこんなメールが届きました。

「今度の休日ヒマ?よかったら二人で酒でも飲みに行かん?」

文言は至って普通ですけどこれは非常にめずらしいことなんです。というのもあまり人付き合いが活発なほうでないYさんが休日に誰かと出かけるなんて聞いたことがありませんし、なおかつYさんのほうから誘ってくるなんてやまだかつてないほど激レアな事態です。さらに相手が天下御免の嫌われ者であるこの私ってのがレア度に拍車をかけます。自分で言うのも何ですがマトモな人ならこんな奴を遊びに誘ったりしませんよ。さては秘かに彼女がいたりして、その彼女に送るメールを間違えて私に送りやがったなぁ〜!もしくは私が酒が飲めないことを知ったうえでのチョットしたイタズラかぁ〜!わざわざ休みの日に私に会おうとするなんてよほどの酔狂かガチホモくらいですよ…

なんて言ってるうちに気付きました。そう、Yさんはガチホモ一歩手前のホボホモだったのです。そんなYさんに「飲みに行かん?」とか言われても私を酔わせて一体どうするつもり?としか思えないわけでして、となると私としてもそうはいかんざき!ゲイの餌食は極めてイカン!イカンの意を表しますよ!「ゴルァ!キサマ!俺を喰おうってハラだろが!」と返そうと思ったのですが、さすがにそこまで生粋の冒険王でもないので「ありがとうございます。Yさんから誘ってもらえるなんてめずらしいですよね。でもお酒が飲めないんですよ」みたいな柔らかい感じではぐらかそうとすると

「じゃあ俺ん家に来いよ」

と驚きの返答が!まるで溶けた氷の中に恐竜がいたくらいの驚きなんですけど、ていうか何が「じゃあ」だYO!結局それが目的だろが!やっとシッポを出しやがりました。Yさんこそリアルゲイです。酒がダメならストレートに家に誘うなんてこりゃ寸分違わぬガチホモじゃ〜!恐怖に身悶えながらごろごろと七転八倒していたんですけど震えるばかりではなくこのメールに対して何かしらのリアクションをせねばなりません。何とかうまいこと断らなければなりません。

「あ、すんません。用事あります」

ですからね。我ながらひとつもうまくない。用事あるなら最初から言うだろ普通。今更そんなこと言ってもどう解釈したって言い訳としか思えない。白々しさ満載の返信に対してYさんは

「そっか、CDでも聴こうとおもったけどしゃーないか。また誘うわ」

CDなんぞ一人で聴け!そしてもう誘うな!多分そのCDってのもケミストリーだと思うんですけど男同士でケミストリー(化学反応)起こしてどうする!胸毛が絡まって毛ミステリー!なんて言ってる場合か!気のせいかメールの「しゃーないか」も「やらないか」に見えてきます。

翌日Sにこのことを打ち明け改めて「ガチ判定」を採択する運びとなり、それからというものYさんについて詮索することはできなくなりました。もしこの疑惑に深入りすればYさんの欲棒が我々のケツに深入りしかねません。Yさんのハンパな夢のヒトカケラが不意に誰かを傷つけてゆくのです。犠牲となることを恐れる臆病な僕たちは目を閉じて離れるしかありません。ホモりたいというデタラメな夢を好き勝手ばらまかれたり、男の身体をおもちゃにしていつまでも遊んでいられるわけにはいかないのです。

こうして歌詞を並べるととケミストリーのpieces of a dreamってゲイソングまっしぐらですね。次にYさんに会ったらAKB48を引き合いに出すのではなくこう尋ねようと思います。

「ところでYさん、ケミストリーの中で誰が一番萌えますか?」

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  • 男は度胸なんでも

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