ご愁傷 Summer Death
2014/10/08
今年の夏もめでたく無事に過ぎ去りまして、例えば太陽の陽気でちょっぴり開放的になっちゃったキャピルン娘とのホットなハプニングとか、ビーチが似合う活発なハッスル娘とのアツアツな冒険とか、そういった事件が一ッッッッ切起こらない平穏至極な夏でした。1ミリの波風も立たない平和そのものですよ、えぇ。
ホントね、街を行き交うおねぃちゃんたちも文明の行き届かない地域の部族かってくらいハダカに近い格好で、え? なにそれ? トイレットペーパー? と思わざるを得ないようなアホほど薄い服に身を包んでウロウロしていたわけなんですけど、心の底から日々の平穏を希求する私としましては、こういったパッパラパーな感じのオナゴを目の当たりにすると「けしからん!」とどうしても立ってしまうんですよ。あ、すみません。主語を入れるのを忘れていました。どうしても“腹が”立ってしまうんですよね。
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こないだなんて、脚や背中がモロ出しで肌色の割合が多すぎるプリプリギャルに思わず興奮、、、じゃなくて憤慨しちゃって、ここはひとつ注意してやろうと思ったんです。
さすがに道端でくどくど説教するのも何なので近くの喫茶店にでも寄って、そしたらプリギャルってば私のありがたいお話にすっかり感激しちゃったりして「アナタに夜通し叱られたいわん」とかでそのままエロ☆ホテルになだれ込んだりで、それから脚や背中どころか全部モロ出しにしてやって、今夜はここだけ記録的な熱帯夜じゃい! 夏だけにワシのバナナボートにライドオンじゃい! とかよく考えると全くワケのわからないことを叫びながら大フィーバーですよ。
うん、まぁ実際は声をかけようとすると真夏だというのに何故だか全身がガタガタと震えだして話しかけることもままならず惜しくもフィーバーはできなかったんですけれども。
そういうわけで、私が日頃から口を酸っぱくして、ついでに全身汗ダルマで体臭まで酸っぱくして説いているのが純潔を尊ぶエレガントな品位。この誇り高き理想を持っていたおかげで阿呆どもが暑さにやられて欲望を爆発させるこの時期に私だけは理性を失わず、ついでに貞操も失わずにやってこれたのです。
さすが非モテ紳士! さすがチェリー貴族! もうDOUTEI以外に失うものなど何もないぜ!
どうやら紳士すぎる私のひと夏のトキメキ体験は来年の夏どころか来世までの持ち越しになりそうです。
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