とある何人の一言 – ミスターMの大気圏突入 –

ようこそ『とある何人の一言』へ。笑いの観点から社会を正す謎の男、ミスターMが私の個人的な価値観を拠り所に、刺して刺して刺しまくります。

第五十四回掲載「残酷な便意のテーゼ」

      2014/10/08

先日、ナウいヤングたちの集うカラオケ大会にお呼ばれしちゃいまして、安っぽい流行歌をド素人が順番に歌っていくカラオケとかいう娯楽なんて何が楽しいのかビタイチ理解できないんですけど、なんと、今回は私が以前から秘かに憧れていたキャワイイあのコもメンバーに加わっているということで胸がドキドキ、夢がモリモリ、尻もブリブリで参加してきました。

英国貴族も唸るマジモンのジェントルマンたる私はカラオケ開始前の受付からその紳士っぷりを炸裂させておりまして、カラオケルームへと向かうエレベーターでも、まず最初に私が乗り込み、続いてレディたちが全員入ってくるまで扉の開くボタンを押し続けるというイケメン的振る舞いを見せ付けてやりましたから、こりゃもうあのコのハートもキュンキュンなことに疑いの余地はありませんね。

スポンサーリンク

しかし、直後に私のモテムーブメントを揺るがす大逆転的な展開が待ち受けていたわけですけれども、うん、なんかね、エレベーターの中が猛烈にクサいんです。ダイレクトに言うとお下品なので丁寧に敬称をつけて説明しますと、ちょっとウンコ様みたいな香りがするんです。

どう、天邪鬼に解釈しても、他のどの可能性を探ってみても、やっぱりエレベーター内の何処かにウンコ様が隠れているとしか考えられない事態にレディたちの紡ぎだす、キャッキャウフフの華やぎトークも灰色の沈黙へと変わります。

最初に乗り込んだのは私なので、尻からウンコ様をハミ出させていることを疑われるのは当然なんですが、誰もそのことを口にしないんですよね。かといって、自分から「俺、別にウンコ様なんて漏らしてないし」とか弁解すると、何だかとっても言い訳っぽく聞こえるじゃないですか。だもんで男らしくダンマリを決め込みましたよ。下手に足掻くとかえって自分の首を絞めかねませんからね。

ただ、グループ内での私の推定有罪は確定的なようで、カラオケが始まっても誰も私の近くに座ろうとしね~のな! 人気アニメらきすたのオープニング曲“もってけ! セーラーふく”とかを完璧に歌い上げてもマル無視するのな! あーそーですか! ウンコ様を漏らすようなヤツの傍には寄りたくないってことですか! ウンコ野郎が何を歌ってもリアクションなんかくれてやらないってことですか!

結局、キャワイイあのコと急接近どころか、その場にいた全員が私への見えないバリアを張る集団リンチ的な空気で、ただでさえ好きでないカラオケがもっと嫌いに なるという傷心を抱えたまま帰宅です。

楽しいはずのカラオケが台無しだ! 仲間を疑うなんて酷すぎる! 独り泣きながらパンツに媚りついたウンコ様を洗い流したあと理不尽な現実から逃れるように眠りにつきました。

 - コラム掲載

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

  関連記事

第五十一回掲載「あいらぶベースボーズ」

日おこなわれたWBCでは我らが日本代表が見事に優勝を決めちゃいましたね。私も手に …

第四十八回掲載「唐揚げ低所得」

よく利用している駅の近くに行きつけの定食屋があるんですけど、まぁ私くらいのセレブ …

第四回掲載

-前回のあらすじ- 『モテなくたっていいじゃない。人間だもの』をスローガンに、ブ …

第二十二回掲載「ミスターMの戦いの記録」

ナンパ師というのは恐ろしいものです。面識も何もない全くの他人である異性に突然声を …

NYのフリーペーパー掲載に関しての経緯

こないだはじめ氏が勝手に『とある芸人の一言』内に投稿フォームを作りやがりまして、 …

第三十一回掲載「お婆様は魔女」

知人のタカシが交通事故に遭いまして、まぁ大した事故ではないので「先生!タカシの容 …

第七回掲載「花火のように美しく散る」

毎日クソ熱いですが皆さん夏バテなんてしていませんか?今回お話するのは世界で最も夏 …

第五十三回掲載「カクテルをカクシテル」

相も変わらず「彼女いない歴=年齢」のクールな生き様を貫き通している私なんですが、 …

第十九回掲載「太陽よりも熱い俺たちの伝説」

ここ最近の日本では地獄のような日照りが続き、暑いを通り越して熱いの域に達していま …

第五十五回掲載「二次の金貨」

清純派アイドルとしてお馴染みだったあの芸能人がカラダに良くない方のお薬を服用して …