先日、ナウいヤングたちの集うカラオケ大会にお呼ばれしちゃいまして、安っぽい流行歌をド素人が順番に歌っていくカラオケとかいう娯楽なんて何が楽しいのかビタイチ理解できないんですけど、なんと、今回は私が以前から秘かに憧れていたキャワイイあのコもメンバーに加わっているということで胸がドキドキ、夢がモリモリ、尻もブリブリで参加してきました。

英国貴族も唸るマジモンのジェントルマンたる私はカラオケ開始前の受付からその紳士っぷりを炸裂させておりまして、カラオケルームへと向かうエレベーターでも、まず最初に私が乗り込み、続いてレディたちが全員入ってくるまで扉の開くボタンを押し続けるというイケメン的振る舞いを見せ付けてやりましたから、こりゃもうあのコのハートもキュンキュンなことに疑いの余地はありませんね。

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しかし、直後に私のモテムーブメントを揺るがす大逆転的な展開が待ち受けていたわけですけれども、うん、なんかね、エレベーターの中が猛烈にクサいんです。ダイレクトに言うとお下品なので丁寧に敬称をつけて説明しますと、ちょっとウンコ様みたいな香りがするんです。

どう、天邪鬼に解釈しても、他のどの可能性を探ってみても、やっぱりエレベーター内の何処かにウンコ様が隠れているとしか考えられない事態にレディたちの紡ぎだす、キャッキャウフフの華やぎトークも灰色の沈黙へと変わります。

最初に乗り込んだのは私なので、尻からウンコ様をハミ出させていることを疑われるのは当然なんですが、誰もそのことを口にしないんですよね。かといって、自分から「俺、別にウンコ様なんて漏らしてないし」とか弁解すると、何だかとっても言い訳っぽく聞こえるじゃないですか。だもんで男らしくダンマリを決め込みましたよ。下手に足掻くとかえって自分の首を絞めかねませんからね。

ただ、グループ内での私の推定有罪は確定的なようで、カラオケが始まっても誰も私の近くに座ろうとしね~のな! 人気アニメらきすたのオープニング曲“もってけ! セーラーふく”とかを完璧に歌い上げてもマル無視するのな! あーそーですか! ウンコ様を漏らすようなヤツの傍には寄りたくないってことですか! ウンコ野郎が何を歌ってもリアクションなんかくれてやらないってことですか!

結局、キャワイイあのコと急接近どころか、その場にいた全員が私への見えないバリアを張る集団リンチ的な空気で、ただでさえ好きでないカラオケがもっと嫌いに なるという傷心を抱えたまま帰宅です。

楽しいはずのカラオケが台無しだ! 仲間を疑うなんて酷すぎる! 独り泣きながらパンツに媚りついたウンコ様を洗い流したあと理不尽な現実から逃れるように眠りにつきました。

投稿者 mrm

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