とある何人の一言 – ミスターMの大気圏突入 –

ようこそ『とある何人の一言』へ。笑いの観点から社会を正す謎の男、ミスターMが私の個人的な価値観を拠り所に、刺して刺して刺しまくります。

第二十四回掲載「開けましてオレでとう」

      2014/10/08

あけましておめでとうございます。もう皆さんがコレを読んでいる頃には正月ムードなんてドコ吹く風でしょうが今年一発目の踊るで、しかしということで私の珍文タレ流し連載もめでたく年をまたいでの続行と相成りました。これも皆さんの暖かい声援と踊るで、しかしのスタッフの方々のご協力、そして私自身の神レベルの才能の為せる業でして感謝の気持ちは溢れまくっているけれど対象が多すぎてドコへぶつけていいのかわからないくらいにありがたいことです。いやね、改めてこんなこと言うとまさかの連載打ち切りなのかとか遂にミスターMが死んでしまうのではないかとかで最後の挨拶的な装いですがそんなことはありません。今年も下ネタとダジャレをギッシリ盛り込んだ熱いメッセージを叫び続けていきますよ。

さて、正月と言えば年賀状ですが私の元にも年明けから凄まじい数の年賀状が怒涛の勢いで届いてきていたんです。ポストを開けると大量の葉書が雪崩のごとく押し寄せてきましたからね。まじトモダチ多すぎ!と思いきや去年メンバーズカードを作ったレンタルビデオ屋や近所のインターネットカフェ、さらには最近利用した家電量販店などのカネで繋がった関係と言うべき相手から冷徹な営業メールがドカドカ来てました。今年は干支で言う亥にあたる年ですから年賀状にもコミカルなイノシンが描かれているのですが最早どの角度から見ても資本主義のブタの絵にしか見えません。

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またこの干支のお話ってのが誰が言い出したのか知りませんが胡散臭いもので何やらネズミ、ウシ、トラと続く十二の動物は神様からの集合を受けて新年の挨拶に来た順番らしいですね。ゆっくり歩くことを牛歩と呼ぶくらい足の遅いことでお馴染みのウシがこの動物レースで二位に入るのが狂おしいほどおかしいのですが、それより一位のネズミがレース中ずっとウシの背中にこっそり乗っておりゴール直前で身を乗り出して首位獲得、さらにはネコに嘘の集合日を教えてライバルの芽を事前に摘んでいたというのですからその思考回路は完全に悪党のそれですよ。最低最悪のキャラに設定されているネズミに対してホンノリ同情の念すら感じます。

さらに犬猿の仲であるサルとイヌのケンカを避けるために両者の間にトリが割って入ったとか。いやいやそんなこと言いますがトリごときに何ができるのか、それよりトラの前後なんて草食のウシとウサギですから捕食者と被食者の関係が成り立ってしまうのではないかと、そうなったらサルとイヌのケンカ以上にヤバすぎる。トラをナメすぎてる。トラを甘く見すぎた危険極まりないこの組み合わせはジャイアンツのユニフォームを着て大阪の繁華街を練り歩くようなもんです。

しかしこの動物レースにおける一番のビックリポイントは何と言っても辰、すなわちドラゴンが普通にランクに食い込んでいるところですね。ドラゴンがレースに参加したら自由自在に空を飛んだり口から焼けつく炎を吐いたり七つの玉を集めた人の願いを叶えたりで他の十一頭をなぎ倒しての独壇場だと思うんですよ。何より実在する動物が勢揃いの十二支の中にドラゴンが並んでいるのが不自然すぎます。どうせドラゴンにするなら同じドラゴンでももっと、実在する、ホラ、例えばブルース・リーとかにしたらいいんじゃないですか?辰年にはブルース・リーの描かれてた年賀状をバンバン送ればいいんじゃないですか?

そんなことを考えつつ資本主義のブタどもから届いた年賀状を見ると「新春セール!」とか「またの御来店を!」とかの煽り文句がこれでもかと踊っています。それらを一枚一枚眺めているうちに年賀状の上にぽたりと一筋の雫が。そう、涙です。

神の催す動物レースにおいて無事にゴールへと辿り着いたものの最下位に甘んじたイノシン。この私も無事に新しい年を迎えたものの年明けから年賀状の内容がどう考えても人類最下位レベルです。牙をなくし戦うことを忘れ、イノシンから家畜化されたブタに成り下がったのは私自身であり今年こそ野生化、つまりヒキコモリを脱し積極的に外界へ足を踏み出すことで新年の幕開けとともに新たな自分を発見しようと思います。

とりあえずテレビの正月特番は全部観たいので来月からちゃんと外に出ますよ。だって正月のこの時期にヘタに出掛けると人多いでしょ?というわけでコタツから1ミリも動かないまま今もこの文章を書き上げている私ですが、今年もよろしくお願いします。

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