とある何人の一言 – ミスターMの大気圏突入 –

ようこそ『とある何人の一言』へ。笑いの観点から社会を正す謎の男、ミスターMが私の個人的な価値観を拠り所に、刺して刺して刺しまくります。

第四十四回掲載「大人は見えないしゃかりきコロンブス」

      2014/10/08

お酒なんてサッパリ飲めない私ですけどたまに何かの付き合いとかで居酒屋に行くことがあります。下戸が飲みに行ってどーすんだって声も聞こえてきそうですが、私にとって居酒屋は上司や先輩の熱弁を真面目に聞いているフリをするクソ退屈なおカタい苦行の場であり、あるいは心を許しあった仲間内だと皆の嫌われ者であるアイツへの悪口や普段おおっぴらに口にできないようなドギツい猥談に耽る一時の娯楽場でもあるんですよね。あと忘れちゃいけない極稀に誘われる嬉し恥ずかしの合コンだって大抵の場合は居酒屋で催されるもんです。

もちろん居酒屋と書くくらいですから文字通りにお酒を飲む所ってのが第一ですが、ただ飲酒するだけに限らずもっと広義で捉えると我々が社会を生きるうえで日頃から抱える不満やドス黒い欲望なんかを発散させる「大人の社交場」とも言えるような気がするんです。

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この間も知人とエロ話でもしようと大人の社交場へ行ったんですけど、何故か知らねど隣の個室から子供の泣き声が。おかしいじゃない?大人のフィールドにガキが紛れ込むなんて変じゃない?よく見るとどう見てもアバズレなメスブタども、、、じゃなくて刺激的な毎日を送ってらっしゃいそうな若いお母様たちのグループが各々のお子ちゃまを連れて仲良くお食事なさってるわけですよ。「え?マジ?」「ギャハハ?」と脳みそ腐ったような、、、じゃなくて気品溢れる談笑の声が漏れてくるんですけどお連れのお子ちゃまが席を離れてハシャいだり走り回ったりするのを放っておくもんですから、叫び声や笑い声が四方八方からサラウンドで聞こえてくるんですよね。

しかもお子ちゃまが私たちの個室を衝立の隙間からニヤニヤしながら覗き込んだりしてますからエロ話もオチオチできません。日本まじで終わった!としか思えないんですが、この子たちの将来のために、そして我が国の未来のために、居酒屋はガキの来る所でないと言うことを身をもって教えてやらねばなりません。

大人は敢えて多くは語らず言わんとすることはカラダで現すものです。ここは大人の社交場だと言葉以外で伝えるには一見してわかる子供と大人の違いを示す必要があります。つまり覗いてくるガキどもの前で裸になるのです。いや、変態とかそんなのじゃなくて未発達の子供って大人とは身体つきが全然違うじゃない?逞しく成長した肉体を見せつけることでモジャ毛のない輩は居酒屋では場違いだと教えてやるしかないんですよ。これは仕方ないことなんですよ。

かくして妖怪みたいな母親と猿みたいなガキの集団が騒いでいる隣で全裸の男たちという摩訶不思議アドベンチャーな構図となったわけですが、我々が脱いだとタイミングを同じくして隣の妖怪と猿どもが帰りやがりましてですね。結局は猿ガキに大人らしさを誇示することは出来ませんでした。まぁ静かになって良かったんですがせっかく全裸になったのに全く意味がなかったってのも少し残念な気もします。

ここで何だかスッキリしない気分を新たに飲みなおそうと店員を呼んだところ注文をとりに来た女の子が我々を見るなりキャーなどと叫び声を上げるんですよね。隣の客だけでなく店員まで騒々しいだなんて本当に迷惑な話です。しかも客である我々をまるで変態を見るような目で見てましたからね。不意に全裸の変質者に遭遇してしまったみたいな強張った表情で接客をする店員に私は改めて日本の終わりを予感せずにはいられなくなりました。

 - コラム掲載

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